速く走りたい気持ちが先行すると、起こりやすいエラー

前に行きたい気持ちが先行する「上半身のつっこみ

球技選手だけではありませんが、足があまり速くない方の特徴に、上半身だけ前につっこんでしまうということがあります。
上半身と書きましたが、実際には、顔だけどんどん前に行ってしまう方がイメージがつきやすいかもしれません。
この原因は、「前に行きたい」という気持ちが先走り、脚が付いてきていない状態です。
これでは、スピードをだすことはできませんよね。
さらに、脚が後方に流れてしまうため、腿裏の筋肉を怪我してしまうリスクもあります。
この動きはしっかりと修正していきましょう。
上半身がつっこんでは出来ない動きをしてみる
上半身のつっこみが見られる方には、この状態では上手くできない動きで修正していくことをおすすめします。
この様な動きを繰り返すことで、体の使い方が染み込んでいきます。
自然にできる様になることで、ダッシュしたときも、きれいなまっすぐな姿勢になりますよ。
正しい姿勢を作る3つのトレーニング
スキップ

スキップは、体のやや前に足を接地するため、上半身が前に倒れている状態では、できない動きです。
さらに、出た足への体重の乗り込みも意識できる万能ドリルです。
まずは、何も考えずスキップします。肩はリラックスしましょう。
慣れてきたら、素早く前に足を引き出していきます。
友達と練習できるなら、20mくらいでスキップレースをしてみても良いでしょう。
速くスキップができると、体重移動&足の挟み込み(シザース)という動きが獲得できます。

腿上げからランニング

腿上げも、上半身がまっすぐな姿勢でないと出来ない動きです。
腿を高く上げるのでは無く、引き上げた足を自分の真下に落とすのが目的です。
その場で腿上げをします。正しい姿勢で出来る様になったらそのまま前に進んでみましょう。
もう走ってしまう!というところで、脚を前に引き出し、走りに変えていきます。
走りに切り替えるところは、急に走りにすると上半身が先行してしまう可能性があります。
腿上げからだんだんと走りに切り替えていく様にしましょう。

両足ジャンプ

マークを等間隔(2足長)に5つ並べます。この間を、両足を揃えてジャンプしていきましょう。
このときに、頭から足まで一本の棒になったつもりで、ジャンプしていきます。体全体が前後左右にぶれない様、お腹に力をいれて(腹圧を高めて)トライしてください。

どのドリルも目的は、姿勢作りです。繰り返し行うことで、速く走るための「軸作り」を会得していきましょう。

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