あなたは、足底のどこから接地してますか?サッカーやバスケ選手に起きやすい、走るフォームの間違い

踵(かかと)接地を修正したい理由

踵接地は、球技選手のランニングフォームで良く見られるエラーです。
踵接地は、自分の体よりも前に接地するので、どうしてもブレーキ動作となってしまします。
サッカー・バスケ・ラグビーなど、ボールを持っていない時間もある球技種目で多く見られます。プレーの時間が長いため、出来るだけ省エネでいきたいからですね。
ダッシュの際に、スプリントに適した接地方法と使い分けることができれば問題ないです。
しかし、圧倒的にボールを持っていない時間の方が長いですよね。ここでの動作が反復することで、自分のクセになってしまっている可能性があります。
踵接地を修正できれば、スプリント力が上がって、チームに更に貢献できるようになります。
接地の3つのポイント
フォアフット
体の真下もしくは、やや後方にに足を落とすことが地面からの反発をもらえる最適な方法です。地面からもらえる力を、前方に体を運ぶ力に上手く変換することで、スピードが出る様になります。結果的に、足裏の前方で地面を捉えることになります。スプリンターは、この接地方法です。短い接地の時間で、地面からの反発を効率よくもらうことができます。
球技のプレイヤーでも。短い距離のダッシュのときは、フォアフットで接地出来る様にしていきましょう。
ミッドフット
足裏の中央部分で地面を捉える方法です。接地面が大きいため、衝撃を分散することができます。短距離よりも、長い距離を走るのに向いている方法です。
ダッシュ時以外は、この接地方法で省エネを実現しましょう。
ヒールストライク
踵から地面を捉える方法です。接地時間がどうしても長くなってしまうため、スピードはあがりにくい傾向にあります。また、体の前方で接地をすることが多いため、ブレーキ動作や膝関節の負担になることもあるので、走行時には避けたい動作です。ただ、ストップのときには踵接地を上手く使い、減速します。
接地はあくまで結果である
地面からの反発を上手くもらうためには、体の真下に足を落とす必要があります。その結果、ミッドフットやフォアフットで接地することになります。
足裏のどこでつくかを意識しすぎると、本来実現したい体の真下に足を落とすという意識が薄れてしまいます。
体の真下に足を落とす意識を身に着ける練習方法をご紹介します。
踵接地を修正する3つのトレーニング
倒れ込みラン

スタートは、まっすぐの姿勢をつくりましょう。このまっすぐをキープしたまま倒れ込みます。
そうすると、自然に足が出てくると思います。この重心の倒れ具合はそのまま、ジョギングをしてみましょう。
倒れまいと、足が自然に自分の真下についていくのが実感できると思います。
このとき、倒れすぎてしまうと、体が危険を感じて、ブレーキ動作をかけてしまいます。また、倒れ込みが甘いと、自然な足運びにはなりません。何度かチャレンジして、「自然に前に進んだな」という感覚を獲得しましょう。

腿上げ

陸上競技では、王道のスプリントドリルです。目的は、腿を高く上げることではありません。
高く上がった足を下してくるところに、自分の体重が乗っかることが目的です。
まずは、進まずその場で腿上げをしてみましょう。まっすぐな姿勢でできたのを確認したら、①の倒れ込みの意識で少し重心を前に倒します。そうすると、自然に前に進む感覚をGetできます。
接地の瞬間に、股関節や膝関節が出来るだけ曲がらない様にすることがポイントです。

ハードルジャンプ

ハードル(なければ、マカーコーンでも)を5台から10台並べます。その間を膝を抱え込んだジャンプで跳んでいきます。この時、地面についている時間は一瞬です。上手く体の真下に接地しないと、反発をもらえず、クシャとつぶれてしまいます。まるで自分がスーパーボールになったかの様なイメージで取り組んでみてください。

この様に、自分の真下に足を接地しないと、上手くできない動きを行ってみましょう。
半強制的に、ミッドフットもしくは、フォアフットでの接地を習得することができます。

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