水平方向への重心移動を習得!重りを使ったスピードバウンディング

スレッドスピードバウンディングとは?
スピードバウンディングは、バウンディングの中でもより水平方向への移動に特化したスプリントドリルです。1歩で遠くへ進むのはもちろん、スピードも求められる種目ですね。
このスピードバウンディングをスレッド(重り・ソリ)を引いて行います。どういった効果があるのでしょうか?
スプリント能力アップに重要なスレッドスピードバウンディングを解説していきます。
スピードバウンディングのポイントについては下記記事をチェックしてください↓
こんな課題におすすめ
✓走りで上にポンポン浮いてしまう
✓一歩のストライドをもっと伸ばしたい
✓強い接地を実現したい
スレッドスピードバウンディングの方法
スレッドは、陸上競技専用のものを使用できるとベストです。オールウェザートラックでも使用可能ですね。
自作でも代替可能です。使用済みの自動車タイヤに穴をあけて作成したり、カラーコーンの重りにロープを括り付けても作成できます。
スレッドの重さですが、自分の体重の5%程度で良いでしょう。60㎏の人なら3㎏です。同じくスレッドを引くトレーニングにスレッド走があります。これは、加速局面の出力を目的に行うので体重の10%くらいまでは引き上げてもOKです。スピードバウンディングの場合は、水平方向への素早い重心移動を目的とするので、軽めに設定します。
重りを腰にセットし、スピードバウンディングをしていきます。後方に重りがある関係で、通常のスピードバウンディングよりも、力のベクトルを前方向へ向けることができます。
スレッドスピードバウンディングの3つのポイント
①膝のリード方向
リードとは、脚を前に引き出す動きです。膝を引き出す方向で、重心を素早く前に移動させましょう。地面に着地したら、膝を素早く前方向に引き出すのを繰り返します。重りを引いている関係で、より水平方向へ進むスキルを獲得することができます。
②キックは意識しない
前に進むにあたり、地面を蹴る動きが必要です。しかし、これをイメージしてしまうと、力を出す時間が長くなったり、脚の回転数が上がらなかったりします。
膝の素早いリードを意識できれば、結果的に逆足は地面を押すことができます。大きな推進力の獲得につながりますね。
③スレッドを外して感覚を確認
スレッドはあくまでも、地面への圧力を高めるための手段です。実際は、スレッドが無い状態でどれだけ感覚や技術が修正できたかが重要ですね。例えば、50mのスレッドスピードバウンディングを行い、スレッドを外した状態でも50m行うなど、変化を感じてみてください。また、実際のスプリント動作を行うなど、短距離走の技術向上に落とし込んでいきましょう。

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