走ってるとき「力んでる」あなたに、ぴったりの工夫

競走するとガチガチに…。動きのアクセントを意識しよう
走るとき何だか、力む」「誰かと競走すると肩が上がってしまう」「走ると無駄に疲れる」などのお悩みは、動きのアクセントを加えることで、改善&技術向上します。
工夫ひとつで、走りの感覚が良くなるとしたら?意識しない手はないですね。
動きにアクセントを加えるとは?
走りに「力み」がでると、もちろんスピードは上がらず、維持もできません。「力み」の原因はいろいろあります。
「力み」の原因
・競走相手が強い
・このレースでタイムを出したい
・レース中、相手が競ってきた
ほとんどが「何とかしたい」という思いからくるものです。体は正直ですので「力み」となってあなたの走りを邪魔します。レース最後まで冷静に走り切れるかが重要となります。
メンタル面を強化するためには、日頃から「力まない」動きの工夫をしてみましょう。
それが、動きのアクセントです。
速くはしる人は、“ON”と“OFF”の切り替えが上手です。ここでいう“ON”と“OFF”は、競技とプライベートがしっかり切り替えられているという意味ではありません。(もちろん、その能力もとても大事です!)走りやドリルなどの動きの中で、“ON”と“OFF”が切り替えられているかということです。
簡単にいうと、「力み」が出る人は、ずっとON状態です。
地面につくとき、脚を前にもってくるとき、腕をふるとき、全て頑張っていませんか?
なかなか本気で走っているときに「リラックスしなきゃ…」とするのは難しいですよね。
練習中から、動きに“ON”と“OFF”をつけてあげることで、本番でしっかりと走ることができます。
つまり、走りやスプリントドリルをやる中で、動きに強弱のアクセントをつけてあげることで、力まない走りを手に入れるのです。
“ON”は、力を加えるところです。接地の時、地面をしっかり押せるかがポイントです。
逆に、“OFF”が上手くできるかで一流選手に近づけるか否かが決まります。

↑例えば、ただの植物の写真ですが、基本モノトーンです。しかし花の部分だけ有彩色があると、何となくですが、おしゃれに見えませんか?
“ON”を活かす“OFF”をてにいれましょう。
アクセントの加え方、3つの例
どの動きにも、必要なアクセントですが、どうすれば上手くできるの?と疑問に持たれる方も多いでしょう。
分かり易い例をあげてみますので、イメージしてみてください。
①ジョギング

ジョギングは、一番ゆったりな走りの動きです。ゆっくりでできないことは、全力疾走でもできませんね。ジョギングで動きに“ON”と“OFF”をだしてみましょう。
基本的に、走りで推進力を生むのは、地面に接地したときだけです。この接地時に、しっかりと地面の反発をもらい、ジョギングをしてみましょう。腕ふりも接地の瞬間だけ少し力を入れると、アクセントのイメージがしやすいと思います。ジョギングでイメージ出来たら、だんだんとスピードを高めていきましょう。
動き作り
スプリントドリルやジャンプなどの、走りのスキルを磨くトレーニングの際には、アクセントを意識したいですね。シザースジャンプを例にあげてみます。

 

↑通常のシザースジャンプです。(3テンポですが)リズムを変化させずに行っています。

 

↑アクセントを加えたものです。腰を落とした状態からの、足の引き上げ時に、スピード感を持っています。

シザースジャンプは、左右の脚の入れ替えを強化する動きなので、入れ替えするときだけ素早くやるようにしてみました。それ以外はリラックスです。

筋トレ

ウェイトトレーニングや、自重の筋トレでも意識できます。特に、ウエイトトレーニングは、力を発揮するのは一瞬です。スクワットなら、ゆっくり下がって、上げるのは素早くするなど、力を入れるところにスピードを持ってやってみましょう。
動きにアクセントが利いて、メリハリがでると「力まない」どころか、トップスピードを上げることができます。
とても大事な意識で&誰でもできる工夫なので、ぜひ挑戦してみましょう。

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